不動産を相続した場合は、相続登記も必要になります。とはいえ、今まではいつまでに登記をしなくてはならないという決まりもなかったこともあり、長期間相続登記をせずに放置している人もいるのではないでしょうか。実は相続登記も近い将来は義務化されるのですが、それを知らないという人も少なくありません。実際の実施は2024年の1月からになりますので、まだ手続きが済んでいない場合は早めに対策を考えておきたいところです。

義務化されることはもちろんですが、いつまでも放置していると新たに相続が発生し、より手続きが複雑になる可能性もあります。将来起こり得るトラブルを防ぐためにも早めに手続きは済ませておきましょう。義務化された場合は相続を開始して所有権を取得したことを知ってから3年以内に手続きをする必要があります。遺産分割協議がまだ済んでいない場合も早めに済ませておきたいものです。

不動産の相続登記は個人でも行うことはできますが、必要な書類がなかなか集まらないなど苦労するケースもあります。手続きをスムーズに進めていくなら、専門家のサポートも活用しましょう。こうした手続きには司法書士が対応しています。共有名義で手続きをすることもできますが、共有名義の場合は権利関係が将来複雑化する可能性もありますので、そのことも考えておきたいところです。

遺産分割協議で悩んだ場合も、司法書士が相談に応じてくれますのでこちらも併せて相談してみてはいかがでしょうか。